2016-03-31 07:30 | カテゴリ:第三章
切り込んでいきます。












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遺跡内部 第二階層


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モトカ「軍艦島…またここか。村の方に煙が見えるのもあの娘の中にいた時と同じだな。」

ニユ「ここ本当になんでもありだな…。もう何があっても驚かねーぞー…。」

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プルミエンデ「ここにもモンスターが…。前僕が逃げた時はこんなじゃなかったのに…!」

ピスティス「その時は逃がすのが目的だったんだろうし。」

プルミエンデ「そう言えばその時は分かれ道みたいなのはなかった気がする。今回もそうなのかな。」

ニユ「そりゃ私らをどうにかする気がないなら一本道なんじゃ?少なくとも死ぬような罠仕掛けたり進んだり戻ったりできなくなるような作りにはしないんじゃ………ってうわあ、今の自分で言っといてゾッとした。」

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レザシア「念を入れた念のためにマッピングでもしておくか?なあ唯一の冒険者様。こういうのは当然お手の物だろう?」

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モトカ「…………。」

レザシア「……へいへーい、最近俺の発言スルーしすぎじゃないかね兄弟よぉー。喧嘩売ってんなら買うぞぉー?」

モトカ「え?……悪いちょっと考え事しててな。どうした?」

レザシア「お前がどうした。」

ピスティス「……マッピングは無駄だと思う。指導者の気分次第で中身がころころ変わるような迷宮なんだし。」

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ニユ「用意された道を進むしかないのかあ…おっそろしいなあ…。」

アステガ「急ぐ気ねえのかテメェら。」

プルミエンデ「ごめん。じゃあ行こう!」

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モトカ「…………。」

モトカ(三つの世界が繋がったことで起こった争い…そんな昔の頃からタイタニアがエミル界に来て共存していたという話が本当だとすると…、明らかに妙だと感じる点がある。
俺は今までエミル界を旅してきて他種族との混血なんて存在を一度も見たことが無い。【一般的な混血に対する認識についてはトレーダーの軌跡~触媒屋解禁~イベントにて。】
会ってきたタイタニアの人達も皆それぞれなんらかの使命を帯びて最近この世界に天まで続く塔を介さずに転送されてきた、なんて人達ばかりだった。…だけど、)

ルキオ「彼女が最後なのかもしれないけど、今この時代にも機械時代の生き残りはいたのよ。なのに『その頃の知識は今には一切合財伝わっていない』。」

モトカ(以前のルキオの言葉が確かなら、あのネコマタの話に出てきたマールというエミルが機械時代の人間で、彼女が最近まで生きていたというのなら、タイタニアの長命から考えて終戦当時の人間が今この世界を生きていなきゃおかしい。だって天まで続く塔は今も封印されてて元の世界に帰るなんてできっこないんだから。俺が知らなかっただけ?…そんなわけない。俺の知識は認知する俺の頭がどっかおかしいとかじゃない限り一般常識の内のはず。それはルキオだって肯定していたじゃないか。)

ルキオ「んで当時の人間がまだいる今に文献が一つたりと残ってないなんて、いくら激しい戦争があったとはいえ『誰かが徹底的にもみ消しでもしない限り』普通ありえないでしょ。」

ルキオ「今のこの地球はありようからして明らかに不自然なのよ。」


モトカ(ルキオはそんなことも口にしていた。その言葉の意味を、重さを、俺はちゃんと理解できていたんだろうか…。そしてさっきヴェイグさんが言った『あらゆる意味で抹消された』という言葉…。一体この世界で昔何があったっていうんだ?)














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モトカ「アステガさん。」

アステガ「あ?」

モトカ「軍艦島に来て思い出した。あのプルミエンデって娘、もう近づいても大丈夫なのか?」

アステガ「ああ。たとえ吸い込んでもすぐに出せるようにしてある。」

モトカ「…そっか。そう言うなら安心だな。」

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アステガ「これ以上アイツの中身の話はするんじゃねえぞ。」

モトカ「わざわざ釘刺すなんて、言っちゃマズイことでもあるのか?」

アステガ「………いちいち説明するのが面倒くせえだけだ。」

モトカ「…なんか隠してないか?」

アステガ「くどい。」

モトカ「…悪い。じゃあこの話はこれで終わりだ。」

アステガ「………。」

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モトカ「……俺達は成り行き上一緒にいるだけだし、隠すならあんた達の事情も深く知ろうとは思わない。でも───」

アステガ「………。」

モトカ「……いや、やめとこうか。ヴェイグさんが言ったみたいな頼りたいと思える誰かが早くできるといいな。」

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アステガ(あいつ、何一人で盛り上がってんだ?)

シンヤ「いやあ、前途多難やね。」

アステガ(こいつも何一人で全部察した気になってんだ?)














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レザシア「………なあ。あの者がここに顕現したってことは、つまりそういうことだよな?」

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モトカ「言いたいことはわかるけどわかるように言えよ。…ここから先もヴェイグさんみたいなメッセンジャーがたくさんいるっていうなら、いてもおかしくないと思う。今のうちにどんな顔して会うか決めとくのがいいんじゃないか。」

レザシア「死人に妄語を言われそうだな。真新しく面白いが、笑えん。」

モトカ「おいおい、つられて滅多なこと言うなよな。それにこれから会うのは偽物のハリボテみたいなもんなんだろ?そこまで気負うこともないって。」

レザシア「あの本物同然の様子を見て尚そう言えるのか。」

モトカ「……いや、悪い。実際に目の当りにしたら同じ台詞は言えそうもないな。ただ、あいつはお前を悪く思ってはいないよ。それだけは確かだ。」

レザシア「そんなもの先刻承知だ。奴の子としては俺の方が長いのだぞ。」

モトカ「なら今更になっても、どんな顔して会えばいいかわからないってことはないだろ。尻込みするのはわかるけど弱音は吐かないでくれよ。」

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レザシア「笑える冗談だぜ…!」

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ニユ(ってことは、あのユリアって子もいるかもってことかあ。故人にこういうこと思いたくないけど顔見たくないなあ…。)

アステガ「…………。」

ニユ(アステガさんもそのこと不安に思ってたりすんのかな。険しい顔してるけど…ってそりゃいつもか。)

アステガ「んだよ。」

ニユ「あ、いいえなんでも。」

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アステガ「言えねえこと考える時は人の顔を見ねえ方がいい。」

ニユ「っ…………。」

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ニユ(あっぶねー!「はい」って反射で言うとこだったー!言ったら認めたことになっちまう!)

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アステガ(あのガキだけならまだいいが…覚悟だけはしておくか。)
















確認です、第三章の前に公開した注意書きを読んでない人はいませんね?
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