2011-12-14 01:48 | カテゴリ:序章
好いた惚れたは人の自由だがな、早い者勝ちでもあるってことを忘れるなよ?


                    ヴェイグ=D=ロードレスロゥド


※注意※
いままでの記事より暴力的な表現が多いです。
苦手な方は見ないでね。大丈夫だと思うけど一応ね。



ケチャップでs……ありえねーね



レザシア「………なるほどアンタがあの悠久の時を生きし幼子か。そういえばお初にお目にかかるな。会えて光栄───と、こんな時でなければ言いたいところだがアンタの立つべき舞台はここじゃないだろうに。」


???「……………………………。」


レザシア「此方は中々愉しめたが…いや、良く解らないお方だね、アンタも。舞踏の誘いならばいつでも受けるが好き好んで役を最後まで演じきるとは。それとも何か考えあってのことなのかね?っと、その閉まらぬ口では答えることも出来はしないか。」


???「……………………………。」


レザシア「それで───だ。」


返り血まみれでこんなこと言われたら普通にホラーである


レザシア「となると今夜の主役は貴女かい?そこで突っ立っている可愛らしいレディ?」


ドキィン☆!


ニユ「………ッ。」















やわ○か戦車の心はひとつ


なぜ私はこんなところにいるのだろう。


こんな電波的な台詞が吐ける日がまさかこようとは思わなかった。


死にたくない、死にたくない


いや仕方ないだろう。本当に何故だかわかんねーんだから。気づけばここにいた、なんて言葉がマジで当てはまるような状況なんだ。階段降ろされただけのポルナ●フもびっくりだっての。しかもなんだよアレ、直視出来なかったけどアレって、アレだよな…あの真赤なのはいや考えるな、今は走る。何も考えずに走る。怪しい人に見つかったら逃げろって偉い誰かが言ってた気がするし───


どこへ行こうというのかね?


レザシア「何も逃げることはないだろう?ちょっと声をかけただけじゃないか。」


ニユ「ひっ!」


え、何でここに、だって私、反対側に走ってたはず──


レザシア「なあ、アンタ無声映画をどう思う?」


ニユ「…え?」


レザシア「なあ、どう思う?あの声と効果音が無くて音楽と映像だけが同調して流れるアレだよ。まさか知らないこたないだろう?」


ニユ「え、っと、そりゃ…。すごく、静かです、としか。」


レザシア「つまらない回答だ、減点だな。」


ニユ「は?」


レザシア「ああいや、此方の話だ。何、気にすることは無い。それで話の続きだが、その無声映画って見終わると作品による感動したか否か、面白かったかつまらなかったかは関係なく訳もなく心を静寂で満たしてくれるんだよな。見たことがあるならわかるだろうが、その後現実の声を聞いたり、いや、自分で声に出してみてもいい。そうするとなんかいつもと違う、妙な違和感を感じさせてくれるのだよ。わかるかいお嬢さん?」


ニユ「お前は何を言っているんだ。


しまった。混乱のあまりつい本心を。


越○製菓


レザシア「ククク、今の回答は中々いい感じだ。満点をあげようじゃないか。ともかく俺は今そんな感覚を強烈に、全身で感じているのだよ。」


あ、まだ続くんだこの話。


セリフ自重


レザシア「まあそんな話とはあまり関係ないのだがね、そろそろ俺の手を取って一緒に踊ってもらおうか。」


あ、関係ないんだこの話。


ニユ「え?踊る?」


レザシア「より判り易く風情の無い言い方をすると”YOU面白おかしくKO☆RO☆SA☆REチャイナYO”ということだな。」


しまった、そういや呆気にとられてさっきの光景忘れかけてた。逃げないと──


!?


ニユ「───え」


レザシア「今更舞台から降りようなど無理な相談だよ主演殿。何せ此処は君の為に用意されているのだ。君が嫌でも舞台が放してくれないだろうさ。」


ニユ「あれ、何で脚が、動かない──?」


レザシア「いやあ、ここ最近手に取った作品が無声続きでね、そろそろ生の艶やかな声が恋しくなってきた所なのだよ。そこにちょうど良く君が登ってきてくれた。これぞお神さんの思し召しといったところか?」


刃物を握った右手が見えた。


マジなのか、コレ。私こんなわけのわからない死に方するのか。


流石にこんなのは絶対に嫌だ。死ぬんだったらもっとマシな死に方がいい。


そうだ、大声で助けを呼べばいい。今更だけど逃げるときも大声を出しながらのほうがいいって言われてたこと忘れてた。


ニユ「───、─」


あれ、声が出ない。なんでこんなときに限って。


レザシア「それと最後に、言おうか言うまいか迷っていたが、いくら衝撃的だったからとはいえ涙を惜しまない人間はあまりヒトサマから良く見られないのではないかな?」


相手の左手が頬に触れる。


頼む、動けよ、口、脚、腕、どこでもいいから動いてくれ。嫌なんだよこんなの。動いたからってどうにもならないかもしれないけど、どうにかしたいんだよ。


スネーク!スネェェェェェェク!!!


刃物が、私と向き合った。


なんでこんなときにだれ一人街を歩いてないんだよ。誰かいないのか。誰も助けちゃくれないのか。嫌だよ、やめてよ、何でこんなことになってんだよ。


レザシア「さあ、その美声を惜しみなく披露してくれたまえ。」
















自分が生きているのが常識だとするのは、


生きている者全てが持つ傲慢である。
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