2009-09-25 01:04 | カテゴリ:始まる前のうんたら
私たちが世界であり、秩序なんだ。


                 テオス=ヒンメル



















<酒場>


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ヴェイグ「おぉ、来たな。」


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アステガ「んだよ、こっちはお守りで忙しいんだがな・・・。」


ヴェイグ「毎日家を抜け出しといてよく言うな。」


アステガ「・・・。」


ヴェイグ「最近のお前の様子はユリア本人から訊いてるんだ、ばれないとでも思ったのか?」


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アステガ「チッ、余計なことだけは伝えやがる・・・。


ヴェイグ「あの子を邪険にするなと何度も言っただろう。一体どれだけ言えばわかるんだか・・・。」


アステガ「うるせぇ、大きなお世話なんだよ。それよりてめぇも自分の仕事は果たせてんだろうな。」


ヴェイグ「自分の仕事?お前が何者かってことについて調べる、あれか?」


アステガ「他に何があんだよ。忘れたとは言わせねぇぞ、『てめぇが昔の記憶のねぇ俺について調べる間俺があいつの世話をする』って話だっただろうが。」


ヴェイグ「・・・・・。」


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アステガ「ッ!まさかこの一ヶ月間調べて何もつかめなかったとか言うんじゃねぇだろうな!


ヴェイグ「仕方ないだろう、解らないものは解らないんだ。これまで何十、何百とお前を知らないか人に尋ねてみたが、知っている奴は誰一人としていなかった。」


アステガ「・・・・・。」


ヴェイグ「そもそも手がかりが少なすぎる。名前以外に何か覚えてないのか?」


アステガ「チッ、話にならねぇ。てめぇともそろそろ手を切るべきなのかもな。」


ヴェイグ「おっと、お前さん一人でどうやって調べるんだ?そもそもその人見知りする性格でどうやって手がかりを探す気だ?」


アステガ「・・・・・。」


店員「ご注文お決まりッスかー。」


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ヴェイグ「まあ気長にいこうじゃないか。時間はたっぷりあるんだし、住処もあるんだ。」


アステガ「・・・・・チッ。」
















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ニユ(あー、結局あの二人家に泊めることになってしまった・・・。店長ちったぁあたしの貞操の心配くらいしろっての。一人野郎がいるんだぞ全く。小遣いで釣るなんて卑怯だと思わんのかアイツは・・・。とりあえず家帰ったら寝床の用意して煙草見つかりにくいとこに隠すか・・・。)


客「───と───を二つで。」


ニユ「はい───と───を二つね、ご注文は以上でよろしいッスかー?(吸ってるのを店長にでもチクられたら大目玉だかんなぁ。あと飯とかどうすんだろうあの二人。三人分店長にたかるのは気が引けるし・・・。あたしの給料からとかは勘弁してほしいなぁ。)」


客「いいか?」


もう一人の客「・・・・・。」


ニユ(あー、いろいろ考えてるとなんか働くの嫌になってきた。明日辺りサボってどっか行こうかなぁ・・・。)


客「以上で。」


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ニユ「は!」


客「・・・いや、だから以上で。」


ニユ(や、やべぇええええええええスルーしてた!何注文されたかまるで覚えてねぇ!)


ニユ(お、落ち着こう。まずは落ち着こう。素数を数えるんdそんな暇はない!今私に残された選択肢は二つだ。恥を忍んでもう一度訊くか、知らん振りして逃げるか。いや後者は確実に店長に殺されるからアウト。ってことはやはり前者か、だがそれもかなり痛い空気になること請け合いだし何よりあたしの記憶というハードディスクの苦い思い出フォルダに保護状態でしばらく居座ることになることは確定的に明らかだ!)


客「・・・・どうかしたんですか?」


ニユ「あ・・・いえ・・・(となれば第三の選択・・・!)」


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ニユ「ご、ご注文覆します!(絶妙なボケでやり過ごす!これしか・・・)」


客二人「「・・・は?」」


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ニユ「ないわけあるかぁ!!!思い出がさらに苦くなるだけでしょーが!!


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店長「ちょっとニユ、裏来ようか。














少女叱られ中・・・。













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ヴェイグ「・・・で、注文は・・・?」


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アステガ「・・・下らねぇ、帰る。」


ヴェイグ「あ、あぁ。私もあとで行こう。」


アステガ「あ?まだ説教したりねぇのかよ。」


ヴェイグ「早とちりするな、用があるのはユリアのほうだよ。」















存在理由は本来有り得ない
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